宇土半島周辺地域は,日本有数の貝塚の分布地域として知られており,大昔から豊穣の海・有明海の恩恵を受けていました。
宇土市宮庄町にある轟貝塚は,「轟式土器」(約6,000年前)の標識遺跡で,九州を代表する縄文時代の貝塚です。古くより我が国を代表する考古学者から注目を集めてきました。大正6年(1917)には,「日本近代考古学の父」と呼ばれている濱田耕作博士(京都帝国大学総長)も発掘調査を実施しています。
調査の結果,轟式土器をはじめとする大量の縄文土器や貝製品,石器,漁具,骨角器など様々な生活道具が出土しています。これらは縄文人の営みを知るうえで貴重な資料となっています。
今回の展示会では,轟貝塚以外にも宇土市指定史跡・曽畑貝塚や,国指定史跡・黒橋貝塚や阿高貝塚(城南町)などから出土した様々な資料を展示します。いにしえより有明海沿岸に展開した豊かな縄文文化を,この機会にぜひご覧ください。
| 開催日 | 平成20年7月25日(金)〜11月12日(水) |
|---|---|
| 開催時間 | 午後1時30分〜午後3時30分(予定)/午後1時開場 |
| 会場 | 宇土市立図書館1階 郷土資料室 開館時間 平 日 9時30分〜18時 土・日 9時30分〜17時 休館日 毎週木曜日・毎月20日・祝日 |
| 入館料 | 無料 |
| イベント概要 | 昭和33年(1958)7〜8月に宇土市・宇土高校が主体となり,市指定史跡・轟貝塚の発掘調査が実施されて今年で50周年にあたります。これを記念し,轟貝塚を中心として,有明海周辺の縄文時代の貝塚をテーマとした展示会を企画しました。 宇土市の所蔵品以外にも,慶應義塾大学が所蔵する轟貝塚関係資料のほか,県指定有形文化財の曽畑貝塚出土編みカゴ,国指定史跡の城南町黒橋貝塚や阿高貝塚などの資料展示を予定しています。 【展示構成と主な展示品】(予定) 特別展示コーナー 甦る縄文の音色 石笛(轟貝塚) 1 恵み豊かな有明海 有明海産の海産物 2 有名な考古学博士が注目!!轟貝塚 轟式土器(轟貝塚) 貝輪(轟貝塚) 3 流行した轟式土器‐6,000年前の造形美‐ 押型文土器(中後迫遺跡) 轟式土器(轟貝塚,石の本遺跡) 曽畑式土器(曽畑貝塚) 阿高式土器(黒橋貝塚) 船元式土器(西岡台貝塚) 南福寺式土器(轟貝塚,黒橋貝塚) 鐘崎式土器(轟貝塚,阿高貝塚) 北久根山式土器(轟貝塚) 市来式土器(轟貝塚) 御領式土器(御領貝塚) 4 何を食べていた?宇土の縄文人 ドングリ遺存体(西岡台貝塚) ドングリサンプル 編みカゴ(曽畑貝塚) 貝類遺存体(ハマグリ・カキ・ハイガイ等,轟貝塚) 動物遺存体(イノシシ・ニホンジカ・クロダイ・サメ等,轟貝塚) 石製漁具(黒橋貝塚,沖ノ原遺跡) 骨製釣針(沖ノ原遺跡) 石器(石鏃・石匙・削器・石錘,轟貝塚) 骨製刺突具(轟貝塚) 5 縄文時代のアクセサリー 骨製簪(轟貝塚,黒橋貝塚) 鹿角製簪(黒橋貝塚) 鮫歯製垂飾(黒橋貝塚) 猪牙製垂飾(黒橋貝塚) 貝製装身具(轟貝塚,黒橋貝塚,阿高貝塚,沖ノ原遺跡) 石製装身具(轟貝塚,黒橋貝塚) 6 エピローグ‐歴史・文化と郷土愛‐ 中央ロビー 慶應義塾大学による轟貝塚と曽畑貝塚の発掘調査 慶応大学資料(轟・曽畑貝塚)の展示 【関連行事】 1.講演「ここまでわかった熊本の縄文時代」7月26日(先着50名) 宇土市立図書館郷土資料室 2.バスツアー「貝塚の謎を探ろう!‐宇城地方の貝塚めぐり‐」9月7日(先着25名) 宇土市役所前出発 3.「古代人の生活を体験しよう!」11月9日(先着50名,勾玉作り,火おこし体験,縄文ドングリクッキー作り) ※網田焼の里資料館秋まつりと共催 |
| 主催 | 宇土市・宇土市教育委員会 |
| 後援 | 文化庁・熊本県教育委員会・熊本市教育委員会・城南町教育委員会・熊本県文化財保護協会・慶應義塾大学・熊本大学・熊本日日新聞・宇土市観光物産協会・天草市教育委員会・NPO法人 宇土の文化を考える市民の会 |
| お問い合わせ | 宇土市教育委員会 文化振興課 TEL:0964-23-0156(直通) FAX:0964-58-1005 E-Mail:bunka01@city.uto.kumamoto.jp |
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