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船場蔵屋敷にて熊本近代文学館出前講座開催!

      平成26年12月6日(土),船場蔵屋敷(石小路町)において熊本近代文学館の出前講座が開催されました。

      第1部は,宇土出身の俳人篠原温亭について「民友社文学と俳人篠原温亭」というテーマで元熊本大学教授の中村青史さんが,続いて第2部では,旧制宇土中・宇土高出身の小説家光岡明について「光岡明と宇土の風土」というテーマで熊本近代文学館長の井上智重さんが講演をされました。

      会場では篠原温亭ゆかりの品も展示されており,幕間には珈琲も振る舞われ,蔵屋敷の趣のある雰囲気の中,参加者もリラックスして聴講していました。

篠原温亭(1872〜1926)

篠原温亭氏の写真

    本名英樹。1872(明治5)年宇土町一里口で漢学塾を開いていた父直の長男として生まれた。祖父は,宇土細川藩藩校の「温知館」句読師と知られた学問の家柄だった。家督を継ぎ,1889(明治22)年に一里小路から門内へ転居している。

    京都本願寺文学寮に学び,のち上京して国民新聞社に入社。同郷の人見一太郎の紹介によるという。以来30余年,国民新聞社員として活躍。後には,同社勧業部でダリアやメロンの栽培・普及に努めた。

    温厚寡黙,世に求めず人と争わず。謡曲を嗜み書技に秀でた。著作として小説「不知火」「二年越」等があり,晩年文集『その後』を出版。俳句は明治30年頃から始まり,高浜虚子や正岡子規に師事した。1922(大正11)年雑誌『土上』を発行。

    1926(大正15)年,没。享年55。没後,『温亭句集』が出版され,総句数の半数にあたる2032句が収録されている。

光岡 明(1932〜2004)

光岡明氏の写真

    1932(昭和7)年,熊本市生まれ。職業軍人だった父の職務で各地を転居,敗戦直前に旧満州から母方の親戚を頼って宇土町へ引き揚げ,旧制宇土中学,宇土高校と多感な思春期を宇土で過ごした。熊本大学法学部を卒業,熊本日日新聞社へ入社。文化部長,編集局次長,熊日情報文化センター社長を務めた後,1985(昭和60)年,新設の熊本近代文学館初代館長に就任,熊本の文学振興に尽力した。

    また,新聞社時代から小説を書きはじめ,昭和50年代に「いづくの蟹」「奥義」「湿舌」「草と草との距離」で芥川賞候補にノミネートされ,1982(昭和57)年,初の長編小説「機雷」で直木賞を受賞した。2004(平成16)年,没。享年72。

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