宇土市公式ウェブサイト

文字サイズの変更

  • 文字サイズを大きくする
  • 文字サイズを元の大きさにする
  • 文字サイズを小さくする
  • 日本語のページに戻る
  • English
  • 中文
  • 한국어
  • Português


前のページに戻る

平成25年度施政方針

更新日:2013年3月15日

平成25年度宇土市施政方針

 

平成25年3月5日     

 世界の経済情勢を見てみますと,米国においては,オバマ大統領再選後,喫緊の課題であった「財政の崖」の回避により大型減税が延長され,また,国防費の削減見直しにより米国経済は拡大しましたが,長引く金融危機に更なる財政出動が重なり,財政赤字は年1兆ドルを超え続けています。また,2010年以降世界中に影響を与えたユーロ危機は,昨年7月のECB(欧州中央銀行)ドラギ総裁の発言と思い切った金融政策,ユーロ諸国による財政規律の合意により,安定した状態が続いておりますが,金融市場の南北分断等依然予断を許さない状況にあります。このような先進国経済の停滞は,新興国の成長を減速させてはいるものの,中国を筆頭に東アジア経済の成長は続いています。最近の米国商務省の発表した貿易統計によると,中国の昨年1年間のモノの取引に限った貿易総額が初めて米国を抜いて世界1位になったとしています。

 このような中,国内では,先の衆議院議員総選挙において自民党が圧勝し,安倍政権が誕生しました。安倍政権は,4つの危機からの脱却について言及しています。「日本経済の危機」,「東日本大震災からの復興の危機」,「外交・安全保障の危機」,「教育の危機」ですが,中でも日本経済再生に向けて,大胆な金融政策,機動的な財政政策,民間投資を喚起する成長戦略のいわゆる「三本の矢」により,長引く円高・デフレ不況から脱却し,雇用や所得の拡大を目指すとしています。金融政策としては,政府と日銀の共同声明により,消費者物価の前年比上昇率2%とする物価安定の目標を掲げ,財政政策としては,緊急経済対策分の平成24年度補正予算と平成25年度予算を組み合わせた15カ月予算という考え方で,切れ目のない経済対策を実行するとし,成長戦略としては,日本経済のダイナミズムを復活させ,先端設備投資や革新的研究開発などの民間投資を喚起し持続的な成長による富を創出するとしています。

 一方で本市を見てみますと,景気回復とまでは至りませんが,徐々に回復の兆しを見せています。宇土駅東側については,不動産会社の事務所開設に続いて,株式会社ホンダカーズ熊本が店舗を開設しました。また,水町開発に伴う国土交通省の交差点改良工事が終盤をむかえており,これと並行し,商業施設誘致のために21世紀グループと仲介事業者との間での契約が一部終了しています。さらに,日本合成化学工業株式会社が液晶ディスプレイ関連の新しいプラントを増設し,加えて,大型商業施設のコメリパワー宇土店の進出やスカイソーラージャパン株式会社によるメガソーラーの建設など,民間開発の動きが徐々に活発化しています。

 また,すでに新聞報道等でご存じと思いますが,今年4月からJRグループのJR九州鉄道営業株式会社が網田地区において柑橘類の栽培を始めることとなります。後継者不足が喫緊の課題である柑橘類農家の新たな担い手として,地域とともに生産に取り組むというもので,品目は,ネーブル,デコポン,温州みかんの3品目,栽培面積は約2.5ヘクタール,初年度は71トンの収穫が見込まれています。

 これらが起爆剤となり,地域経済が活性化し,景気がさらに上向きに転じることを期待しています。

 続いて,教育関係についてですが,網田小中学校が,コミュニティスクールでの学校,家庭,地域の連携による社会全体の教育力の向上に向けた取り組みが認められ,昨年12月に「平成24年度優れた『地域による学校支援活動』推進に係る文部科学大臣表彰」を受賞しました。網田中学校は,一昨年のキャリア教育優良学校等文部科学大臣表彰に続き2度目の受賞になります。また,鶴城中学校出身で熊本商業高校1年の新樹佑理(あらきゆり)さんが,「命の大切さを学ぶ教室全国作文コンクール」高校生の部で警察庁長官官房長賞を受賞されました。この教室は,今年で2年目を迎えるもので,県内ではこれまで13校が参加,全国4万点の応募の中から上位8人に選定されたものです。

 スポーツでは,住吉中学校出身で大津高校3年の植田直通(うえだなおみち)くんが,ユース日本代表として活躍しておりましたが,この度J1鹿島アントラーズへの入団が決定しました。また,野鶴町出身の熊本学園大学1年の阪上弘一(さかがみひろかず)くんが第6回全日本学生テコンドー選手権大会で見事優勝を果たし,宇土小学校4年生の花岡真生(はなおかまさき)くんが両国国技館で開催されたJOCジュニアオリンピックカップ第25回全日本小学生相撲大会の4年生以下個人の部で見事優勝を果たしました。

 つい最近では,鶴城中学校出身で中村学園女子高校2年の若田実友子(わかたみゆこ)さんが第24回全日本選抜ソフトテニス熊本大会でペアで全国優勝を果たしました。

 なお,直接本市に関わるものではありませんが,県立宇土高等学校が第56回日本学生科学賞をダブル受賞しています。1つは科学部物理班の「凸レンズがつくる実像を探るII」で,全日本科学教育振興委員会賞を受賞し,もう1つは同校の河口綾摩(かわぐちりょうま)くんによる「Wikipedia(ウィキペディア)ビューワー」で,科学技術振興機構賞を受賞しています。この日本学生科学賞は,戦後日本の復興期に科学教育の振興を願い,未来の優秀な科学者を生み出すため「国際地球観測年」の1957年に創設されたもので,理科教育に基づく中学・高校生の公募コンクールとしては,国内で最も伝統と権威のあるものと言われています。

 以上のように,教育分野において全国的に活躍する若い人材が育ってきており,これまでの学校,家庭,地域が一体となった取り組みの成果が,表れ始めたと感じております。

 さて,本市では,平成25年を「定住促進・PR戦略強化実践の年」にしたいと考えております。昨年は,「PR戦略強化の年」としておりましたが,これは実践に移すための準備を進めた年であり,「定住促進・PR戦略強化準備の年」と位置付けたうえで,今年はそれを実践に移したいと思っております。

 国立社会保障・人口問題研究所の報告によれば,熊本県内において2035年の推計人口が2005年と比較して増加するのは,合志市,菊陽町,大津町,嘉島町及び西原村の5自治体のみであるとされています。熊本市も減少に転じるとされており,宇土市も同様であります。県内の人口が,熊本市を中心に東側へ移ると予想されており,これをどうにか南側へもってくる必要があります。そのためにも,宇土市の魅力を県内外へ発信する必要があり,本市への理解が増すことが,ひいては定住・交流人口の増加に繋がるものと考えています。また,本市だけの取り組みでは限界があるため,近隣の宇城市や上天草市と連携していくことも重要であると考えております。

 PR戦略のキーマンとなるのが,昨年の全国ゆるキャラグランプリで55位(県内最高位)を獲得した「うとん行長しゃん」ですが,これを活用した商品PRの取組みが民間においても始まっており,すでにテレビCM等で紹介されております。また,築140年になる船場川沿いの蔵を改築した「うとん交流館『船場蔵屋敷』」のオープンなど,PR活動は着実に成果を上げているところです。さらに,近隣自治体との連携については,昨年12月から上天草市との間でWeb版広報コラボ企画として,ホームページの相互利用を始めています。

 この定住促進・PR強化につきましては,昨年6月に市職員によるプロジェクトチームを立ち上げ,検討を進めてまいりました。現在,このプロジェクトチームで報告書を取りまとめている段階であり,今後は,この報告書を中心に全庁的な取り組みとして進めてまいります。

 次に,地方分権関係ですが,第1次・第2次一括法が今年4月1日から全面施行となります。義務付け・枠付けの見直しについて,第1次一括法では41法律,第2次一括法では160法律の改正が行われ,これに伴い,整備が必要となる条例案すべてを今定例会に提出しております。事務権限の移譲については,第2次一括法で47法律の改正が行われ,そのほとんどは昨年4月1日から施行されておりますが,残る4つの事務が新たに県から移譲されることとなります。また,昨年3月に野田政権のもとで,第3次一括法案が国会に提出されましたが,審議未了のまま廃案となりました。この第3次一括法案は,義務付け・枠付けの更なる見直しについて,69法律の改正を伴うものでありますが,現安倍政権においても地方分権推進の立場は持続されており,今国会への再提出が予定されております。法案成立の際は,新たな条例の制定が必要となりますので,議員各位のご協力をよろしくお願いいたします。

 次に,組織機構の見直しについてですが,今年4月1日から総務企画部を総務部と企画部に分割します。総務部には危機管理課を新設し,環境交通防災課から消防防災に関する事務を移します。企画部には企画課とまちづくり推進課を配置し,企画課広報電算係をまちづくり推進課情報支援係とし,商工政策課企業誘致係を企画課企業誘致係とします。市民環境部では,環境交通防災課を環境交通課とします。経済部では,農林水産課農林水産係を農業振興係と林務水産係に分割し,商工政策課を商工観光課とし,まちづくり推進課観光交流係を統合します。建設部では,下水道課と水道課を統合し,上下水道課を新設します。上下水道課には,水道係,下水道係及び管理建設係を配置します。また,図書館に関する事務を生涯学習課から文化課に移します。

 今回の見直しで,防災危機管理体制の充実を図るとともに,行政のスリム化と事務処理の効率化により,住民の利便性のさらなる向上につなげてまいります。

 さて,「第5次宇土市総合計画」がスタートして早2年が経過しようとしています。今後も,この工程表に基づき,「元気な宇土市づくり」に向けて計画的に取組みを進めてまいります。

 基本となる5つのまちづくりの柱と地区別の基本構想並びにこれを推進するための協働及び行財政運営に関する基本方針に基づいて,この計画に定める施策を着実に実行してまいります。

 次に,平成25年度予算案の概要について申し上げます。

 国の地方財政への対応につきましては,前年度と同様に,通常収支分と東日本大震災分を区分し,通常収支分の一般財源については,前年度比0.1%増の81兆9,100億円程度が確保されましたが,地方交付税総額は6年ぶりに前年度を下回る厳しい内容となっております。

 一方,歳出面につきましては,社会保障費関係の自然増や公債費が高い水準で推移しており,経費全般について徹底した節減合理化が求められております。

 そのような中,本市におきましても,歳入面では,市税については前年度並みの額を確保できると見込んでおりますが,地方交付税につきましては大幅な減少が見込まれ,前年度並みの一般財源総額の確保が困難な状況にあります。一方歳出では,社会保障の経費や医療費関連の経費等の増加が見込まれ,大変厳しい予算編成作業となりました。

 しかし,そのような中にあっても,第5次宇土市総合計画の3年目として,市民の皆様の目線に立った様々な施策を行うために,効率的,効果的な事業の構築,精査を重ね,総額137億5,500万円の一般会計予算案を調製いたしました。

 それでは,平成25年度一般会計予算案の主な施策の概要について,宇土市総合計画の基本構想の柱に沿って,ご説明申し上げます。

 1点目は,生活・環境分野の「みんなが安心!暮らしを守り自然を守るまちづくり」についてであります。

 昨年7月に発生した,九州北部豪雨は,阿蘇市をはじめ,隣接の熊本市でも甚大なる被害をもたらしました。幸いにも本市では,大きな被害はありませんでしたが,改めて自然の脅威を感じさせられた次第であります。

 今後も,市民の皆さんが安心して笑顔で暮らせるまちづくりを行うために,災害に強いまちづくりを推進していくことが重要であります。

 そこで,防災対策につきましては,河川改修やがけ崩れ危険箇所の整備等,自然災害の防止対策に努めてまいります。また,昨年9月に浸水被害を受けた小池,長部田地区につきましては,新たに高潮対策に取り組んでまいりたいと考えております。その他,緊急時に備え,耐震性貯水槽の整備や消防団の小型動力ポンプ付積載車の更新等,防災基盤整備を図るとともに,4月からは「危機管理課」を新たに設置し,これまで以上に危機管理体制の強化に努めてまいります。

 次に,交通安全,防犯対策につきましては,各地区でご協力いただいている交通指導員や生活安全パトロール隊等の皆様方と連携しながら交通安全の啓発・防犯に取り組むとともに,ガードレールや防犯灯の設置等,ハード面の整備も継続して取り組んでまいります。

 次に,消費者問題対策につきましては,身近な相談窓口であります消費者センターの体制を継続し,市民の方が相談しやすい環境づくりと,悪質商法など消費者トラブルの被害防止に繋がる取り組みを続けてまいります。

 次に,環境問題につきましては,地球規模の環境問題に対応するため,市民一人ひとりのご理解とご協力のもと,16品目の分別収集を継続して行い廃棄物の減量化を図ってまいります。

 また,自然エネルギーにつきましては,住宅用太陽光発電システム設置及び太陽熱温水器設置助成制度を活用し,クリーンエネルギーの積極的な利用を継続していきます。この助成制度につきましては,昨年,住宅リフォーム助成事業で好評でした宇土市内で利用可能な商品券による助成を新たに設け,宇土市の商業活性化についても相乗的効果を図ってまいります。

 次に2点目は,保健・福祉・医療分野の「みんなが元気!健康で安らぎのあるまちづくり」についてであります。

 すべての人が住み慣れた地域で安心して生活し,互いを支え合い,自立した生活ができるようになることは,市民一人ひとりの願いです。

 高齢者の方々が自主的に健康づくりに取り組み,生涯を通じて健康な生活ができるよう,ライフスタイルに応じた保健事業を推進し,健康づくりの充実に努めてまいります。また,子どもたちの心身が健やかに育まれ,安心して子育てができる環境づくりを目指し,子育て家庭の多様なニーズに対応する事業の推進と,家庭と地域社会が一体となった児童の育成環境の整備に取組んでまいります。さらには,国における制度改革の動向を見極めながら,市民が安心した生活を送れるよう,社会保障制度の適切な運用を進めてまいります。

 具体的な事業について申しますと,まず,予防接種につきましては,これまで任意接種であった子宮頸がん予防ワクチン,ヒブワクチン及び小児用肺炎球菌ワクチン接種が,今年4月から定期予防接種へと変更になります。より多くの人たちに接種を受けていただくために,個人負担をなくし全額助成を行ってまいります。また,乳幼児及び学童に対するインフルエンザ予防接種についても,新たに助成を開始いたします。また,育児家庭の支援策として,生後4ヶ月までの乳児がいる家庭を全戸訪問し,育児相談や子育ての指導,子育て支援情報の提供等を新たに実施してまいります。

 次に,高齢者福祉につきましては,老人クラブやシルバー人材センターなどの活動支援や介護予防サポーター養成講座の開催等,社会参加の機会を充実させてまいります。また,高齢者福祉への地域住民の参加を促すため,認知症サポーター養成講座の開催や高齢者を地域で見守る仕組みづくりを進めてまいります。

 次に,障がい者福祉につきましては,第2期障がい者プラン・第3期障がい福祉計画に沿って,障がい者福祉のさらなる充実を図ってまいります。また,昨年10月から施行された障害者虐待防止法に基づき,障がい者の虐待防止や養護者に対する支援体制を整備・強化してまいります。

 次に,子育て支援につきましては,これまで小学3年生までを対象としていましたこども医療費助成制度の対象範囲を10月から小学6年生までに拡大し,子育て世帯の負担軽減を図ってまいります。また,学童保育における生活保護世帯に対する利用料の免除,就学援助世帯や多子世帯等に対する利用料の減額等を新たに実施する等,子育て環境の充実を図ってまいります。

 次に3点目は,産業・経済分野の「みんなが豊か!豊かで活気あふれるまちづくり」についてであります。

 豊かで魅力的な自然環境などを活かした農林水産業の充実を図り,経営体の育成と経営の安定を目指し,儲かる第一次産業の育成を行ってまいります。

 農業振興につきましては,後継者不足が懸念されることから,農業後継者や新規就農者の掘り起こしを支援してまいります。このために,農業経営アドバイザーの専門的な知識や経験を活用し,農業経営に対する助言,指導を通し,ソフト面の充実を図ってまいります。さらに,耕作条件の向上を目指し,排水機場の更新及び農地の区画拡大や暗渠排水等の整備を行ってまいります。

 林業振興につきましては,林道整備に係る経費を支援するとともに,熊本県と連携し,積極的な有害鳥獣駆除を継続して行ってまいります。

 水産業振興につきましては,水産資源の回復と水域環境の改善を図るため,漁場の覆砂事業を行い,貝類が生息しやすい環境を整備するとともに,漁港の機能を保全するためのストックマネジメント(長寿命化)計画を策定してまいります。

 また,4月から現行の農林水産係を農業振興係と林務水産係に分離し,より身近で積極的な農林水産業行政に取組んでまいります。

 次に,商工振興につきましては,多様化,高度化する消費者ニーズに対応するため,商業育成と市民が集う商店の育成など,まちづくりと一体となった商業の振興に努めてまいります。今年度から取り組んでおります,住宅リフォーム助成事業につきましては,来年度も継続し,市民の皆様の居住環境の向上と,市内の商工業の活性化を図ってまいります。

 また,地元経済の活性化のため,市内に散在する観光資源の活用と併せて,自然に恵まれた農産物や海産物などを積極的にPRし,食環境の創出と物産の振興に努めてまいります。西部地域の交流拠点として,昨年JR九州から購入しました網田駅舎を網田レトロ館と称し,地元の地域活動団体に管理を委託し,交流の場にふさわしい施設の整備に取り組んでまいります。

 さらには,「全国ゆるキャラグランプリ」において,県内1位を獲得した「うとん行長しゃん」を活用し,宇土市の魅力を市内外へ発信し,交流人口の増加につながる取組みを行ってまいります。その一つとして,今年4月には「うとん行長しゃん」キャラバン隊を発足し,PR活動を行ってまいります。

 また,定住人口の増加を目指して,新しく取り組んだ新築家屋に対する固定資産税の優遇措置につきましても,広く市内外にPRし,一人でも多くの人が宇土市に家を建て,住んでいただけるように頑張っていきたいと考えております。

 次に4点目は,都市基盤分野の「みんなが便利!快適な生活を支えるまちづくり」についてであります。

 子どもから高齢者まで,快適で便利な住み心地のよい住環境の中での生活は,市民みんなの願いです。

 そのためには,限りある土地を有効活用しながら,自然と調和した,安全で快適な交通環境を確立し,主要道路の整備や市内の道路網の体系的整備及び維持管理など,道路・交通網の整備・充実に努める必要があります。利用者の安全性確保のため,市内の主要道路や各地区の生活道路につきまして,実態を十分把握し,計画的に補修あるいは改修を進めてまいります。

 次に,生活交通手段の充実につきましては,昨年10月から乗合タクシーとコミュニティバスの試行運転を開始しました。その運行結果をもとに,より地域に根差した交通体系の充実が図れるよう,地域の声を傾聴しながら,利用拡大に取り組んでまいります。

 次に住環境につきましては,地域の特性や環境保全に配慮した公園・緑地の整備をし,積極的な定住・転入を促進するため,良質な住宅供給や民間開発の誘導を図りながら,住宅・住環境の整備・充実を目指してまいります。

 次に,上水道・下水道事業については,市民生活の重要なライフラインとして,施設の点検整備や維持補修に万全を期してまいります。特に下水道事業につきましては,緑川地区の城塚町,笹原町を中心に整備を行い,来年度も引き続き事業を継続する予定としております。

 次に5点目は,教育・文化分野の「みんなで育む!伝統と学びに感謝のまちづくり」についてであります。

 郷土に誇りと愛する心を持ち,先人への感謝と学ぶことへの感謝を忘れない将来を担う人材を育むことは,市民みんなの願いです。

 そのためには,「知・徳・体」の調和のとれた,人間性豊かで自己教育力と社会の変化に主体的に対応できる能力を備え,心身ともに郷土愛に燃えるたくましい子どもを育成するため,学校教育の充実を図ってまいります。

 耐震改築工事を終え,新たな校舎での授業が開始されております宇土小学校及び網津小学校の両校舎につきましては,くまもとアートポリス事業への参加により整備を行ったもので,これまで市内外から439人もの視察を受け,学校づくりに対する注目度の高さを痛感いたしております。このたび同事業が,熊本県では初めてとなる日本ファッション協会主催の顕彰制度である「2012年日本クリエイション賞」を受賞したことで,今後も引き続き注目を集めることを期待しております。

 学校教育につきましては,少人数指導を推進し,子どもたち一人ひとりに応じた学習方法を支援してまいります。また,市独自の施策として取り組んでおります,教育力向上支援事業につきましても,指導員を増員し,子どもの個性と能力に応じた教育ができる教員の資質向上,指導力向上に取り組んでまいります。

 さらに,地域とともにある学校づくりの推進を図るため,網田小中学校,走潟小学校をコミュニティ・スクールに指定しておりましたが,4月から新たに緑川小学校と網津小学校もコミュニティ・スクールに指定して地域に開かれ,信頼される学校づくりを進めてまいります。

 次に,すべての市民が,健康の増進と体力の向上を目指して,生涯を通じて日常的にスポーツ活動に親しむことができるような環境を整備することが大切であります。今年度から着手しております市民体育館の耐震化,空調設備工事につきましては,夏までには終了し,秋には市民の皆様に安全で快適な施設の利用ができると考えております。

 さらに,生涯学習の推進につきましては,各地区公民館の開館日を増やし,地域活動の拠点となる施設の更なる充実を目指してまいります。

 次に6点目は,協働・行財政分野の「みんなで実現するまちづくり」についてであります。

 宇土市が発展していくには,地域の発展は不可欠という判断のもと,地域住民同士の協力による支え合いのまちづくりを促進するために,コミュニティ施設の整備に取り組むなど地域コミュニティの再生に努めてまいりました。その地域活動の一助にと,「まちづくり活動助成金」制度を設け3年目を迎えます。これまでに26の事業について助成を行い,着実に成果を上げております。

 今後も,市民の皆さまのご希望に沿えるよう引き続き,広報等を活用しPRを行ってまいります。

 次に,広報・広聴の充実につきましては,積極的な情報公開の推進と市民参画を推進してまいりました。就任以来開催しております「まちづくり座談会」も通算25回を数え,総勢500人を超える方の参加を得ております。その中で,大変有意義なご意見や市政に対するお叱り等も頂戴しております。

 また,昨年7月からは,市政をより身近に感じてもらい,市政への理解を深めていただくことを目的に「市長と気軽にランチトーク」を開催しております。各種団体からの申し込みがあり,これまで5回開催し,総勢約50人の方と昼食を囲みながら,和やかな雰囲気の中,市政に対する意見交換を行い,貴重な御意見等を頂戴しております。

 さらに,宇城地区で初めてインターネットを活用したモニター制度(eモニター)の実施に向け準備を進めており,今年4月からの本格運用開始を予定しております。今後も多くの方々に参加していただけるような場をつくってまいります。

 次に,財政健全化の推進についてでありますが,市民の皆様のご協力を頂きながら,「第7次行財政改革大綱」を策定し,実践しております。限りある財源の中で,最大の効果が得られるよう,市の業務全般にわたる改革を進めてまいります。

 次に,職員の育成と組織づくりについてでありますが,まず職員の育成につきましては,職員研修を充実させると同時に,熊本県等に職員を派遣し,レベルアップを図ってまいりましたが,新年度は新たに民間企業にも派遣し,市発展の一翼を担う職員の育成に努めたいと考えております。

 組織の見直しにつきましては,先ほども申しました通り,効率的な組織を目指して,4月から一部再編を行うこととしております。今後も,効率的な,市民の皆様にとっても使い勝手のよい組織機構となるよう,常に検討を重ねてまいります。

 最後に,「地区別のまちづくり」についてであります。

 本市の7つの地区は,地区ごとに特性があり,抱えている課題も違っていますので,第5次総合計画においては,地区別に特性や課題・問題点等を整理した地区別のまちづくり構想を定めました。

 この地区別構想では,7地区の目指すべき姿を地区の将来像として掲げております。分野ごとの各種施策とあわせて,地区の特性を活かすためのまちづくりも展開してまいります。

 

バックナンバー

追加情報

アクセシビリティチェック済 このページは宇土市独自の基準に基づいたアクセシビリティチェックを実施しています。
>> 「アクセシビリティチェック済みマーク」について


お問い合わせ

宇土市役所 総務部 総務課 秘書係
電話番号:0964-22-1111 (内線:205・206)この記事に関するお問い合わせ


前のページに戻る


  • 宇土市観光情報サイト「うと物語」
  • 宇土市デジタルミュージアム
  • うと動画チャンネル
  • 宇土市公式Facebookページ

外部リンク

  • 宇土市例規集
  • 国税庁
  • くまもと電子申請窓口「よろず申請本舗」
  • くまもとGPMap
  • 宇土市企業立地ガイド